ネコとキャンプで1365!

ネコが好きです。キャンプも好きです。で、毎年キャンプに行くわけですが、むりくりうちのネコちゃんも連行します。

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燻製

スモーク。
昔、ゲゲゲの鬼太郎に出てきたんですよ。捕まえた獲物を全部燻製にして食べてしまう妖怪が。ネズミ男は口からでまかせでこの妖怪の機嫌をとり難を逃れるのですが、あの鬼太郎でさえ捕まってしまい、燻製にされかけるんです!

いやぁ、こんな恐ろしい妖怪もいるんですねぇ。正直、テレビの前でビビってしまいました。

しかし、私はビビりながらも一つ学びました。
どうやら煮たり焼いたりしなくても、燻製にすれば食べられるんだ!って。何しろ鬼太郎ですらおいしいスモーク鬼太郎になってしまうのですよ。

これは私にとって衝撃的な出来事でした。火を通さない調理は漬物くらいしか知りませんでしたから。



時は流れ、私は幸運にもそんな恐ろしい妖怪と遭遇することもなく、次第に当事の恐怖も薄れかけていた頃のことです。
キャンプ場に"スモークセット"を持った男が現れたのです。
私はかつての記憶がフラッシュバックしました。鬼太郎のように吊るされてしまうかもしれません!

ですが、そんな私の心配も杞憂に終わりました。
そのスモークセットは、サイズ的にどう見ても私が吊るされるほど大きくないのです。
そうなると興味津々です。



箱の中に火を起こした炭を入れ、その上に"スモークチップ"というやつを振り掛けます。このスモークチップが発する煙が効くのです。
スモークチップにはいろいろな種類があるようです。あの妖怪は何を使っていたのかが気になります。
ゆで卵、ちくわ、チーズ等いろいろな物を入れてみます。特にチーズは大ヒットでした。



でも、私には試してみたいものがあります。火を通さないと食べられない食材です。
本当ならば鬼太郎を吊るしてみたいのですが、残念ながら白馬のジャスコには鬼太郎は売っていなかったので、生のシシャモで代用です。
気分を出す為に、名も無きシシャモに名前を付けます。命名:鬼太郎。

ここで注意です。決してこれを声に出してはいけません。シシャモに向かって「鬼太郎!」などと言うと絶対に危ない人です。
ドンキホーテで1,980円で買ったというスモークセットに付属の網を箱の中段くらいにセットし、鬼太郎を置いてやります。
温度計を見ながらしばし待ちます。時々蓋を開けて鬼太郎を確認します。残念ですがここはキャンプ場。ゲゲゲの森ではありませんので、イッタンモメンもヌリカベも助けに来てはくれません。
良い具合に色がついてきました。



…鬼太郎、覚悟!
おいしいです。おいしすぎます食べられます、ちゃんと食べられますよ!
あ〜、満足です。身も心も満たされました。ありがとう燻製の妖怪、怖がってごめんね!

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