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ホットケーキ
ホットケーキといえば、ちびくろサンボです。
どうやら人種差別問題とか何とかややこしい問題で、今はこの本にもなかなかお目にかかれないようですが、有名な童話ですね。
ちびくろサンボが森へ行き、恐ろしいトラに襲われるのですが、トラは3匹で争うことになり、木の周りをお互いを追いあってぐるぐる回っているうちに溶けてバターになってしまいます。
そのバターでサンボのお母さんがホットケーキを大量に作ってたらふく食べました。
というお話です。
さぁ、これはどこをどう解釈したらよいのでしょうか。
まず、何故トラからバターができるのかという謎に迫ってみましょう。
ご存知の通り、バターは動物性脂肪です。ですが、通常の概念では、どうみたってトラがバターにはなりえません。
「ぐるぐる回る」と「まったく異なる物質への変貌」にヒントが隠されています。
そう、核融合です。
高速回転とインドの照りつける太陽によって発生した超高温により核融合を起こしたトラがバターになってしまったのです。
この物語の舞台となったインドは核保有国です。物語の作者が皮肉を込めたのかもしれません。
それからのサンボのお母さんの行動も、常軌を逸しています。
大量のバターを見て、ホットケーキを作る決意をし、実際に行動に移すのですが、ホットケーキの主な材料は、小麦粉やベーキングパウダーです。細かく見ていっても、砂糖や卵、お好みによって牛乳・・・。
バター?
バターは出来上がったホットケーキにつけて食べます。
盲点でした。
私のような凡人は、ついつい原材料に目が行きがちです。
トラの成獣は体重200キロを超えます。それが3匹ですから約600キロのバターができたということでしょう。地面についてしまって衛生的に問題のある部分は収穫を断念したにせよ、約500キロ、0.5トンのバターを手にしたことが想像されるわけですから、普通ならこれを原材料にしたいと思うのではないでしょうか。
しかし、サンボ家は違いました。
こんなにたくさんのバターを見ても動じず、「トッピングにちょうどいいわ」と考えたのです。
と、いうことは、これだけのバターを無造作にトッピングにしてしまえるほどの小麦粉を所有していたと考えられます。
実はサンボ家は、地域一帯を治める裕福な豪農だったのでしょう。
私もサンボ家の養子になりたいです。